2017年12月9日土曜日

こんな所から荷物が!

AliExpressからの荷物は、てっきり中国か東南アジアからだけだと思っておりました。
ある時、ふと封筒に目が止まりました。
この前のパルスオキシメーターを頼まれて、来た封筒がこれです。
何と!「Sweden」から来ています。
追跡番号 RE*****SEで末尾が”SE”になっているので
たぶん本当にスウェーデンから発送されているのでしょう。
それから、これ!
両面PCBが送られてきた封筒。
いつもより2週間位遅く届いたのでどこから来たのだろうと見ると
 「Maldives Post」「Repubric of Maldives」とあります。
ん?「モルディブ」?「Maldives」で綴り合っています。
名前だけは聞いたことある国だけど、どこにあるんだろう?
一応、アジアのようですが、こんな所にあるんですね~
”モルディブ”の文字の”デ”の位置にある赤道直下のとても小さな島です。
人口35万人程、福岡市の90%位の面積です。(最寄りの市でないとピンとこなくて)
本当にPCB作ってるのかなあ?サンゴ礁を汚染しそうな気もしますが~?
ひょっとしたらカットして袋詰しているだけかも?
こんな小さな島国の方々が頑張っているのを思うと応援したくなってしまいます。
ということで
マーティーが購入した100mm x 150mm 1.6mm厚の片面PCBです。

AliExpressの別の楽しみ方?でした(^^ゞ

2017年12月2日土曜日

簡易心電図モニターも買っちゃいました

この前のパルスオキシメーターに続き
調子に乗ってしまって、また医療機器を買ってしまいました。
ECG(Electrocardiogram)Monitor:心電図モニター(品番:PC-80B)です。
PC-80AってBluetooth内蔵タイプもありましたが、予算オーバーなので。

これで到着していました。
この価格帯でも超簡易包装なのですね。
箱はフルカラー印刷でいい感じのパッケージデザインだと思います。
潰れなど無いので丁寧に輸送されているようです。
中身は全部でこれです。
 DS203より一回り大きい程度。
裏の電池ボックスを開け単4電池を2本入れます。
右端の端子に3極のパッドをつけます。
この端子には、この3つの電極パッドをつけます。
左から[F:GND][L:-][R:+]です。
パッドには粘着ジェルが付いていて体に貼り付けるようになっています。
ケーブルとパッドは、ホックになっていて取り替え可能です。
ホックは、近くの病院の使い捨ての電極パッドと同じでした。
この様に体に貼ります。(マーティーではありません)
Aliexpressから拝借しましたが、左右逆ですね~
この方は心臓が右側なのかな???
ECG-Monitorは明らかに左右反転してますね~
出所:Aliexpress
心臓の刺激の流れと心電図の関係を描いたGIFアニメーションが
素人には非常に分り易すく面白いので、英語のサイトからちょっと拝借。
正面から見た心臓の起電圧ベクトル(”興奮ベクトル”と呼ぶらしい)の概略です。
”双極誘導”と呼ばれ、[+][-][GND]の3電極の付け方で
Ⅰ誘導、Ⅱ誘導、Ⅲ誘導があるそうです。
振幅は、Ⅱ誘導 > Ⅲ誘導 > Ⅰ誘導になります。
頭上から見たベクトルが、いわゆる”12誘導”ってやつだそうです。
心臓の刺激伝達は3次元ベクトルなのです。
絵:マーティー
「看護roo!」って所が優しく詳しく説明されていますが
コンテンツの転載は許可制になっていますね~
マーティーが後でじっくり読むかもしれないのでリンクを記録しておきます。
特に「心電図の記録法|心電図とはなんだろう(1)
心電図の記録法|心電図とはなんだろう(2)
にこの辺りの事が詳しく書かれています。

同じサイトの心電図に関する記事一覧があります。
アクティブ心電図 記事一覧
最初の方の「心筋細胞と電気現象」は、イオンの働きなどの説明が面白いです。

それと「ラジグラ」さんの
刺激伝導系を理解すれば、放射線技師だって心電図(ECG)簡単に読めるようになる!
には、心臓の刺激伝達系が、電気屋にも分かり易く図解されています。

で、貼る場所は、右鎖骨の下の肋骨、左鎖骨下の肋骨、心臓下の肋骨、辺りです。
別のサイトのここに3電極の貼り方の分りやすい図がありました。
中は英語ですので読んでいません(図を見ただけ)
Lead Ⅰ、Lead Ⅱ、Lead ⅢがⅠ誘導、Ⅱ誘導、Ⅲ誘導のことです。
振幅が、Ⅱ誘導 > Ⅲ誘導 > Ⅰ誘導になっています。
心臓左右のⅠ誘導では振幅が小さくなるのはわかる気がします。
電気屋的説明ですとGNDを起点に2点の電圧を差動増幅器で見ている事になります。
また、本体のこのサイドには電極が2つ。
 こちら側には電極1つ。
この電極を使ってこんな測り方もできます。(本体が別の型の画像ですが)
この場合、手側が2つの電極、胸側が電極1つで使います。
何誘導になるかわかりませんが、ノイズも少なそうで
さっと測れるので、継続して使用するならこれが一番良さそう。
但し、この電極を使う時は、測定時間が30秒程に固定されています。
出所:CONRAD Business Supplies
両手でも見れます。ちょっとノイズが乗りやすい感じもします。
この場合、右手側が2つの電極、左手側が電極1つで使います。
これも測定時間が30秒程に固定されています。
出所:Aliexpress
電源を入れると
”Please consult a doctor”
”Don't use for self-diagnosis!” とでます。
「自己診断はダメです。お医者さんに相談してください」の警告です。
メニュー画面です。
左上の[Measure]の位置で右の▶ボタンを押すと測定が始まります。
[Setting]の中に[Filter mode]があり
[Normal]と[Enhanced]が選択できます。
マニュアルには、
・Normal mode:can filter the most interference in ECG signal.
・Enhanced mode:can better reflect the fidelity of ECG signal.
Normal:干渉除外を優先。Enhanced:忠実度を優先。というところでしょうか。
ちなみに「マーティーのある日」の波形です。
”心電図認証”は聞いたことないので公開しても大丈夫でしょう?
3パッドでの”双極誘導”ですが、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲどのモードか忘れました。
パッドでの測定では、最大10時間の記録できます。
再生が終わると測定結果がでます。
幸い”異常なし”だそうです。
付属のマニュアルには[Measurement Result Table]があり
上のように文字で表示される測定結果の説明です。
(マニュアルの3ページ分を縦に繋いでいます)
ECG Viewer ManagerというWindowsアプリが付属しています。
miniCD-ROMの中身はこれです。
「readme.txt」を見ると
Option 1: "PC-80 A B / Prince 180 A B(B0)   (V2.4)"
Option 3: "PC-80 B / Prince 180 B (B1)   (V5.0.0.1)"
とバージョンによってインストール時の選択について説明があります。

マーティーのは、メニューの[Setting]から[Version]を見ると
SW:V5.4.1.0 A/HW:V10-11 でした。
Setup.exe実行してこの画面がでるので
一番下の[PC-80 B / Prince 180 B (B1)   (V5.0.0.1)]ボタンを押します。
Windows10 Home 64bitにインストールできました。
ECG Monitor PC-80Bの電源を入れてUSBケーブルで接続するとこの画面になります。
このアイコンでECG Viewer Managerを起動します。
最初に[Create User]しないとデータを取り込めません。
PC-80B本体内のデータ一覧がでるので、そこから1つ取り込むとこんな感じです。
思ったより本格的かな?病院で見るのと同じロール紙の感じがでています。
上欄の▼枠部が左下に拡大ができ、黒と赤の縦線マーカーを動かすことで
Vertical:電圧とHorizontal:時間が出てくるのです。
前の写真のマーティーのある日の波形と同じですが、本体のLCDで見るより精細です。
先のサイトを見るも短時間の学習では、オシロで波形を見るような訳にはいきませんね~
電子回路は夫々の部品の特性がわかっているから、
どんな波形になるか推測できるわけでして...
まあ素人で判断できるほど波形が変わった時は、即入院レベルだと思います。
なので少し体調が悪い時にモニターを記録しておき
主治医に診てもらう、という使い方がいいと思います。
上の画面を印刷して持って行ってもよさそうです。
この手の携帯心電図モニターは、往診の時にも使われているそうです。

ということで、電気屋は、心電図の読み方は諦めて、中を覗いてみることにします。
裏側のビスを4つ外すと
簡単に開きました。
更にメイン基板とスイッチ基板の各2個のビスを外すと
基板が取り出せました。
LCD面を下にしています。
基盤の拡大。
主要パーツは、これです。
SGM8592YS8 x2:SGMicro OP-AMP
AD623A:Analog Devices Instrumentation Amplifier(計装差動アンプ)
CD4066BM:CMOS Analog Switch
CD4053M:CMOS Triple 2-Channel Analog Multiplexer/Demultiplexer
25Q128FVS6 x2:Winbond 128Mbit Serial FLASH Memry
計装差動アンプとOP-AMPにこだわりが見えるところです。
LCDは、メイン基板に引っ掛けてあるフォルダごと外します。
左側を拡大。
心臓部は、ARMマイコンでした。
STM32F103RCT6:STMicroelectronics 32bit ARM Cortex-M MCU
そういえば、この前の携帯オシロDS203のマイコン:STM32F103VCT6とほぼ同じ!
ADC内蔵だし、オシロスコープを特定の設定で使っているようなもんですからね~
感度だけ、MCカートリッジのフォノイコライザー級ってところでしょうか。
カレンダーと時計が入っている
VS13022:VOSSEL Real-Time Clock
電気的な諸元をみると
・ECG Bandwidth: 1Hz-40Hz
・Internal Noise Level: ≤30uVp-p
・Display Scale: 5mm/mV ±10%
・Common-mode rejection ratio (CMRR): ≥60dB

ここに心電図モニターのブロック図がありました。
単なるGNDと思っていた電極が、ドライブされています。
一般的には、誘導雑音を防ぐ為にGNDでシールドしますが、
その容量をブートストラップでキャンセルするドリブン・シールドというワザですね。
昔~しOP-AMP教科書にあったのを思い出しました。
IA:Instrumentation Amplifierの+と-の横の端子は仮想ショートで
同電位と考えていいので[左足パッド]と[+パッド][-パッド]は
ほとんど同電位となり浮遊容量や漏れ電流をキャンセルできるというものです。
商用電源50/60Hzの誘導ノイズにも効果があるのだろうと思われます。
更にADC前段のNOTCH Filterで50/60Hz誘導ノイズを確実に除去しているのでしょう。
この場合の人間の等価回路はどんなんだろう?
出所:http://www.analog.com
フロントエンド回路図もあります。
PC-80BはAD623Aなので、これとほぼ同じ回路だと思われます。
まだインターネットがない時代に心電波形を見てみたくなり
オペアンプで回路を作ってみたことがありますが、こんな情報の入手ルートもなく
結局、何も見れなかったのを思い出します。
この様な情報がいとも簡単に入る便利な時代なのを痛感します。
まあ情報が入手できててもAD620A相当がベラボウに高いので諦めていたでしょうが。
出所:http://www.analog.com
英語なので絵だけ見ての想像ですが、下の方に行くと
Digital Signal Procceserのフィルタの計算式や
ノイズに埋もれた信号を処理していく様子もあり奥の深さを伺わせます。
アナログのアンプやフィルターでは膨大な回路になることでしょう。
ほとんどアナログ・シンセサイザーにも似た世界になってしまいます。
出所:http://www.analog.com
改造する気はもうとうありませんので組み直して元に戻します。

ここんとこ寒いし、風邪が長引き調子が悪いし、集中力が低下気味(~_~)
運動もして体力をつけとかないといけませんね~。
さて、買って良かったと思う日が来るのか?来ない方がいいのか?.....

2017年11月25日土曜日

小型工作機CNC2418 その41(コルク板にレーザー描画)

レーザー加工の依頼が飛び込んできました。
コルクボードに線画で焦がして描画するというものです。

デザイン画は、Illustrater CS5かなの *.ai で生成されいます。
Inkscapeで読み込めるようベクター形式の *.svg形式にしてもらいまいた。

まずは、CNC2418に付属していた”LiteFire.exe”を使ってみます。
当初、Inkscapeでは、輪郭だけで塗り潰しができないと思い込んでいて
遠回りの記録から。
Inkcapeでベクター形式の*.svgをビットマップの*.jpgに変換して
[Load Picture]で読み込むと
自動的にしきい値を変えて2値化した6つのパターンがでてきます。
右下を選択しました。
読み込みました。
[Device Setting]タブでレーザーパワーの設定をします。
[Laser Power]:20%にします。S200です。
「Weak Light Adjust」は、焦点調整時のパワーです。
”30”でS30になります。こちらは%ではないのです。
[Print Picture]タブに戻って
この[Pixel Size]のスライドバーでサイズを変更できますが
5段階しか変えられません。スライドバーを真ん中にすると
約40x40mmになります。
縦横のスケールで読むしかないのです。
[Work Area]は枠だけ出てきて意味不明です。
ダンボールに照射! 焼けるには焼けていますが...
これではダメですね~
しかも最初に暴走したので強烈な縦線が入っています。
そこで、GitHubにLaserGRBLというソフトを見つけました。
ダウンロードは、ここからです。
マーティーが使用したバージョンは、v2.8.12でした。
PNG画像を取り込むんだ画面です。
細かい設定ができます。
[Vectorize]にすると輪郭のみになります。
今回[B&W]にチェックしていますが、
階調モードにするとContrastなども設定できます。
[Filling]で[Horizontal][Vertical][Diagonal]の3種の塗り潰しができます。
 斜めの[Diagonal]を選択しました。
Laser Modeを指定できますが、ひとまずLaser Mode OFFでいきます。
で、焼いてみます。
あれっ? レーザーが照射されません。
Gcodeを見てみると

S200に設定しているのに輪郭部のS値が異常に小さいのです。
[Vectorize]で輪郭だけだとGcodeの最初に”M5 S200”が入るだけでうまくいきます。
塗り潰し部も焦がすようにするとS値(一部抜粋)がこんなに変動するのです。
その後、バージョン 2.8.19でも同じ結果でした。
どこか使い方を間違っているのかな?
*****
G1 F1000 X-.333 Y.333 S2
G0 X-0.333 Y0.666 F1000 S0
G1 F1000 X.333 Y-.333 S1
X.667 Y-.667 S3
G0 X33.667 Y-33.667 F1000 S0
G1 F1000 X.333 Y-.333 S1
G0 X0.333 Y-0.333 F1000 S0
G1 F1000 X.333 Y-.333 S112
G0 X0.333 Y0 F1000 S0
G1 F1000 X-.333 Y.333 S43
X-.333 Y.333 S13
G0 X-34.333 Y34.333 F1000 S0
G1 F1000 X-.333 Y.333 S3
*****
仕方ないので
せめて”S1”⇒”S100”程度にしたく、ダメ元で設定MAXを20000にしてみると
最初はいい感じに焦げていましたが、ちょっと広いと完全に貫通しています。
だめですね~
Gcode見てみるとS78~S20000まで振れています。
なぜこんなに変動するのかわかりません。
*****
G0 X-10.667 Y10.667 F1000 S0
G1 F1000 X-.333 Y.333 S78
G0 X-0.333 Y0.333 F1000 S0
G1 F1000 X-.333 Y.333 S392
G0 X0 Y0.333 F1000 S0
G1 F1000 X.333 Y-.333 S784
X.333 Y-.333 S6666
X.333 Y-.333 S78
G0 X11 Y-11 F1000 S0
G1 F1000 X.333 Y-.333 S2509
X.333 Y-.333 S20000
X.333 Y-.333 S5019
*****

そこで塗り潰しだけの画像を作って
輪郭ラインと塗り潰しを別々にしてみます。
ようやくうまく行った!と思いきや
よく見るとラインがどうしても2重になるのです。
これでは、特に顔や髪の毛で違和感があります。
Inkscapeで原画のライン幅を0.1、0.2、0.3mmとやってみますが
0.1mmにすると2重はなくなるのですが、今度は曲線がギザギザになるのです。

それならば、輪郭:Inkscape、塗り潰し:LaserGRBL を思いつきました。
で、Inkscape 64bit Ver.0.92.1でGcode変換します。
(Ver.0.92.1では、デフォルトでGcodetoolsが入っています)
InkscapeでGcode吐き出すのは、
「みら太な日々」さんのここを参照させて頂きました。
ブログを始める前に簡単な円とかは、やったことはあります。
待つこと数分、できました。
Candle v1.1.7で読み込むと
おっ!塗り潰し部分もできているではないですか!
最初からこれでいけばよかった~(´-﹏-`;)
またダンボールでテスト焼きです。
最初の方(上方の葉)は、パワー出し過ぎで塗り潰し部が焦げ過ぎです。
GRBL v1.1fにしているのでOverridingが使えます!便利です。
Feedを150%:F1500、Power(Spindle speed)を落として
InkscapeでのGcode変換は、移動時のレーザーOFFコード"S0"が入りません。
GRBL v1.1で追加された$32=1(Laser Mode ON)コードを追加しています。
レーザーモードでは、G0でOFF、G1・G2・G3でONを自動でやってくれます。
パワー下げてからは、いい感じになりました。
書き遅れましたが、
最初からレーザーは、全て、以前やったようにTTL制御にしています。
約20分弱で終了。
これなら本番に行けそうです!
上の葉っぱ2枚は、パワーが大きくて焦げ落ちたところ。
いざ、本番です。
コルクボードをセットします。
もう一枚やるので、四角にくり抜いたダンボールで位置決めしています。
コースターとして百均に売っている無地のものです。
ダンボールより焦げやすいですね~
記憶が曖昧ですが、F1500 S250だったかと?
マーティーのレーザーモジュールは、5.5W、その25%なので
通常のレーザーポインター 1mWとして約1400倍のパワーです。
ちょっとパワーを落として、S200だったかな?
都度、完成品に設定を記録しておかないと、
後から写真やスクリーンショットをみてもわからないですね~
良くなったけど、よく見ると塗り潰し部の輪郭や曲率の小さな所が焦げすぎです。
移動が遅い所も速い所もレーザーパワーは一定だからですね~
そうだ!M4のダイナミックパワーモードがあったのを忘れていました。
GRBL v1.1f で $32=1のレーザーモードにしているので
”M3”命令でレーザーONしている所を”M4”命令にすれば、
ダイナミック・レーザーパワーモードになります。
移動速度でレーザーパワーが自動的に変わるモードです。

ここでレーザーモードを調査して作っていた表を使います。
M4:ダイナミック・レーザーパワーモードでは、
F170以上になると同じS値に対してFeed Speedが速くなるほど
Max Dutyは小さくなるのです。
F1500でMax Duty:30%位にしたいのでS900にします。
【F値を固定、S値に対するDuty変化
まずは、ゴーグルなしの動画で。
GRBL v1.1f $32=1:レーザーモードON
M4:ダイナミック・レーザーパワーモード
最後の方でバイクの音が聞こえますが
煙がわりとでるので寒いのですが部屋の窓全開なのです。
コルクだともう少し煙多いです。まあ木の焦げなので香りは好きです。
ゴーグルありも動画で。
ラインの最初と最後で移動が遅くなるのでパワーが下がって
スポット径がじわっと小さくなるのがわかります。
ダンボールでテスト完了。いいですね~完璧かな!?
では、四角いコルクの本番に行きます。
デジカメさんにもゴーグル付けて。
かなりいい感じです!
ダンボールからパワーを60%辺りにしましたが、ちょっとパワー下げ過ぎました。
""の横棒が焦げていません。
少しパワー上げましたがまだ不足で""の横棒は変わりないですね~
コーヒーカップの輪郭や小さな花も綺麗です。
丸コルクの時は、小さな花や頭巾の模様が潰れていました。
逆に塗り潰し部は、まあ焦げているのでこの辺がベストかと?
これ以上は、塗り潰しとラインを別々にやるしかないでしょう。
最後は、これです。
裏を見ると
”天然木”で ”ポリ酢酸ビニル”の表面塗装とあります。
ダンボールより白っぽいので
M4モード、F1500 S1000でやっています。
Max Duty 35%辺りになります。
ステージに置いているだけです。
実はこれ、一回目、ちょっと失敗したので、表面を削って消しました。
表面塗装がないと、やたらと焦げにくいのです。
3回重ね焼きしているので、塗り潰し部の輪郭がヤニでボワーっとくすんでいます。
コントラストがついてこれはこれでいいです。
それで裏側にも
これは、最も綺麗になりました。
”ポリ酢酸ビニル”の表面塗装が良いようで、ダンボールと同等の細い線で””もOKです。
上とは対象的に薄いですが、塗り潰しには木目も出て味がありますね~
今回は、階調はなかったので助かりました。
この程度の大きさで階調つけると数時間~十数時間かかるようです。
や~ たっぷり楽しませて頂きました!
ご依頼主さん、ありがとうございました!

できあがって、最後によーく見ると
元絵の*.svg画像とGocode変換後で違う所があるのに気づきました。

どこが違うでしょう?
      左:元絵  右:Gcode変換後
(変換後の矢印マーカーは比較にはじゃまなので消しています)
重ね合わせると
・腕と手
・頭巾の上部
・コーヒーカップの取手
・髪の毛
などなど、細かい曲線はキリがないです。
ビジネスだったらクレームでやり直しモノですね~
特に腕がマッチョになっているのは...
コーヒーカップが重いからか?!ここだけ異様に違うのです。
      青:元絵  赤:Gcode変換後

これは今後のためにも調査しておかねば!

一旦、PNGなどのビットマップ画像にして
ビットマップトレースでパス変換してベクター化した方がいいのでは、と。

Inkscapeで 元絵 *.svg ⇒ PNG ⇒ ビットマップトレース します。
一瞬で終わります。
トレース後、目など細かい部分が潰れています。
ビットマップのPNG形式にした時点で詳細がなくなっているからです。
後で見るとPNG形式のエクスポートは、デフォルトの96dpiでした~
Gcodeに変換すると、目がこんなになってしまいます。
(目の周りだけマーカー矢印を消しています)
腕のところは大丈夫です。
PNGでビットマップトレースした方がこの辺は良いという事がわかりました。
元絵は薄くて見えませんが。
PNG変換時にdpi値を大きくしてみます。
*.svg形式からPNG形式にエクスポートする時に
デフォルトでは、96.00 dpiになっていますが
ここを4倍の 384dpiにします。
できたPNG画像を読み込みます。
画像の大きさは、元の4倍になるので、
読み込むと、A4の縦長方形に対してこの大きさになります。
上の[幅]と[高さ]欄に入力して、元の画像サイズと同じ大きさにします。
ビットマップのトレースで
ベクター画像に変換します。
元の線を0.1mmにしていたのがいけないのか
しきい値(T)を0.96以上にしないとうまく線がでませんでした。
できたベクター画像を一旦、横に移動して元画像を消し
ベクター画像をもとに戻します。
(ビットマップ画像はGcode変換で無視されるのでこれやらなくていいかも?)
いいですね~
腕、コーヒーカップの取手、湯気、ピッタリ原画に合っています。
目も口も
薄緑がGcode変換後のラインです。黒線が元絵。

髪の毛も完璧です。
試しに、2倍程度 200dpiのPNG画像でやった場合です。

・腕部分はいいです
・湯気のところも大丈夫
・コーヒーカップの台座の左側が曲率の小さい楕円になっています。
 左右で異なってしまっています。
 (薄くて見えにくいですが)

目は綺麗ですが、髪の毛、鼻がズレています。
(Gcode変換後:薄緑、元絵:黒)
前髪部分で結構ズレている所があります。
ということで
200dpi 程度ではまだダメで、
400dpi 程度であれば、ほぼ原画のラインにできることがわかりました。
これで次回の準備万端です!

もう一つ、所で、がありました。
マーティーの場合、InkscapeのGcodeToolsでの変換が、
デフォルトでは、サイズが正しく出力されないのです。
Inkscape 64bit Ver.0.92.1でデフォルトで入っているGcodetoolsを使っています。

直径20mmの円を描いてGcodeに変換してCandle v1.1.7に取り込むと
X:0~5.634
Y:0~5.634
とかなり小さいのです。(左下の数字)
Gcodeへの変換は、
Gcodeを吐き出す際に、この[Orientation points]を選択して
[3-points mode]にチェックを入れて[OK]します。
この100 x 100mmのガイドがでてきます。
赤丸部の矢印が(X,Y)の(0,100)と(100,0)を示しているのですが
左側のA4縦の長方形より遥かに大きいのです。

(X,Y)の(0,100)と(100,0)の矢印に合わせて四角を描くと
354.399 x 354.399 なのです。
つまり 100 x 100 の矢印が、夫々 3.54341倍されているのです。
ということは、2つ前の画像において
[Orientation point]を表す長方形全体(幅:518.730  高さ:371.928)を
X・Y 夫々 1/3.54341すれば、
100 x 100の矢印の位置が正しく100 x 100mmになるはずです。
幅:518.730÷3.54341=146.393
高さ:371.928÷3.54341=104.963
にすればいいはずです。
こうして
[エクステンション]-[Gcodetools]-[Tools library]して
[エクステンション]-[Gcodetools]-[Path to Gcode]でGcodeを吐出し
Candle v1.1.7に読み込みます。
X:0~20.001
Y:0~20.001
になりました!(左下の数字)
Gcodeを見ると(円を描く所だけ)細かい円弧の塊です。
*****
G02 X 19.2393 Y 6.1734 Z -0.1000 I -10.0004 J -0.0000 F 400.0000
G02 X 17.0716 Y 2.9290 I -9.2391 J 3.8269
G02 X 13.8272 Y 0.7612 I -7.0713 J 7.0713
G02 X 10.0003 Y -0.0000 I -3.8269 J 9.2390
G02 X 6.1733 Y 0.7612 I -0.0000 J 10.0002
G02 X 2.9290 Y 2.9290 I 3.8270 J 9.2391
G02 X 0.7612 Y 6.1734 I 7.0713 J 7.0713
G02 X 0.0000 Y 10.0003 I 9.2391 J 3.8270
G02 X 0.7612 Y 13.8273 I 10.0004 J 0.0000
G02 X 2.9290 Y 17.0716 I 9.2391 J -3.8269
G02 X 6.1733 Y 19.2394 I 7.0713 J -7.0713
G02 X 10.0003 Y 20.0007  I 3.8269 J -9.2390
G02 X 13.8272 Y 19.2394  I -0.0000 J -10.0002
G02 X 17.0716 Y 17.0716  I -3.8270 J -9.2391
G02 X 19.2393 Y 13.8273  I -7.0713 J -7.0713
G02 X 20.0006 Y 10.0003  I -9.2391 J -3.8270
G01 X 20.0006 Y 10.0003 
*****

Fusion360で円をGcodeにすると(21mm穴の輪郭を1.0mmで切削の場合)
上半円と下半円の2命令です。
*****
G0 X10 Y0 Z-0.1
G3 X-10 I-10
X10 I10
*****

実は、円は、Gcode 1命令で描けるようです。
開始位置は必須ですが
*****
G0 X10 Y20 Z0
G2 X10 Y20 J-10
*****

ということからして~と、特別な結論がでるわけではありませんが
InkscapeでGcode作る時は、細かい円弧の塊になるので
元絵とよく比べた方がいいということですかね~

今見ると、LaserGRBL v2.8.21になっています。
すごい勢いてバージョンアップされていますね~
今回、時間の関係でLaserGRBLの使い込みができませんでしたが
その内、階調を付けて焼いてみたいものです。