2017年10月21日土曜日

キッチン水栓の特殊レンチ製作(その1)

前回、キッチンの水栓のガタガタの応急処置をしましたが
MDFを使っているので早いとこ恒久修理しないといけません。

キッチンの水栓はこの様になっているので特殊工具が必要なのです。

出所:三栄水栓
そのため、こんなレンチが売っているのですが
Webで調べるとナットの径が25、36、38、46mmと色々あるのです。
名称も色々、ナット締め付け工具、台所水栓用レンチ、スパナ(ナット締付用)とか。
指でざっと測ると、25と46mmでないことはわかりますが
36mmか38mmかまでは、判別できません。
まずは、ナットの径を測らんことには先に進みません。
出所:三栄水栓
シンクの下には鍋やらフライパンをどけて潜り込み、どうにか写真撮影に成功!
150mmのスケールすら入れ難い狭さなのです。
PowerPoint上でナットに合わせて長方形(赤)を描きます。
その幅を縮めて回転(黄色の長方形)させスケールに合わせます。
かなり強引な測定ですが、どうやら38mmでいいようです。
で、Webで注文しようかと思いましたが、自作ることにしました。
早速、近くのホームセンターに行き材料を物色します。
安く済ませないと意味がないので、これ買いました。
アングル:59円、アンカーボルト:145円
板厚3mmのアングル金具を曲げ加工してレンチの形にしていきます。
まずは、角の90°をナットに合わせて120°にします。
この様にハンマーで角を叩きます。
角度が開いていくのですが、余計な所(赤丸部)も曲がっていくので
タガネで叩いて赤丸部を平らに戻します。
裾が平らになりました。
これを繰り返していきます。
最後は、めんどくさくなって一気に角を叩きますと
裾はかなり曲がっていますが、角は、120°になりました。
裾を平らにして120°のアングルができました。
六角形の半分の形にしないといけないので辺の長さを出します。
正三角形の辺と高さの関係なので計算すると
(38/2) x (2/√3)=21.939
間違えるといけないので(^^ゞ
Fusion360で六角を描きます。22mmで大丈夫ですね!
角から22mmの所にマジックで線を引いています。
このタガネで折目を凹ませます。
折り込むための凹み(赤丸部)をつけました。
バイスに挟んでハンマーで叩いて少しずつ曲げます。
片側が120°に曲がりました。
両方とも曲げ終わりました。
幅は38.5~39mmという所、後で微調することにします。
どちらかというと端の辺が短いのがちと気になります。
スパナ部分と腕部分(アンカーボルトを付ける)を分離できるように
この様にナットを付けます。
できあがりは、こんな形状になる予定です。
出所:カクダイ
ナットとアングル金具をアーク溶接するので、ワイヤーで固定します。
さて、雨が降って溶接できないのでアーク溶接機の紹介です。
直流インバーター溶接機 SUZUKID Imax80です。
数年前、どうしても溶接がしたくて溶接機を物色していると
箱が傷んでいるだけの新古品が安く出ていたのを購入しました。
Imax60は、100V専用だし、Imax120は、高価だし、
大きなものを溶接するつもりはないので
100/200両対応のこれが丁度はまったのです。
太いケーブルやら色々あるのでこれに収納しています。
買った時から箱だけこの様に傷んでいました。
本体の外観です。4Kgでとても軽いです。
100/200V 自動切換ですが、プラグは、アース付きの100V用なので
変換プラグを作っています。
前面の操作パネルです。
取り外し式のケーブルで、ソケットはかなり太いです。
回して締め付けてロックします。
ケーブルを取り付けた全景。ケーブルは結構長いです。
後ろには大きめのファン。
電源入れると常時回っています。
側面
ゴーグルは付属していますが、完全手動式で片手で持つタイプ。
覗きガラス部は、自動遮光のものに交換しています。
初心者に片手は、かなり厳しいので
日よけのサンバイザー(百均)の頭のバンドだけを
タイラップで取り付けています。
これで頭に装着すればハンズフリー!になります。
今の所、溶接棒のコレクションはこれら
1.2mm~2.6mmまで鉄用とステンレス用です。
出番はかなり少ないです。
経験というか使用時間は、まだ延1時間もなく、かなり下手なのです。
最初は溶接棒を10本位いっきに練習するといいとは聞きますが...
ワイヤーブラシ、スラグ取りハンマー(グラインダーで削って自作)
鉄板は、スタート時の慣らし用です。
雨が降っていたのでこの写真を撮って遊んでおります。
防火エプロン、革手袋は別途購入で、こんな格好で作業することになります。
冷蔵庫の裏の外壁に200Vコンセントを設置しています。
配電盤から近いからです。
キッチンにもエアコンがいるかもと家を建てた時にコンセントだけ付けていたので
それを利用して配電盤で200Vに変更し、そこから外まで引いています。
外に出しているので、これ専用に15mAの漏電ブレーカーも付けています。
主幹の漏電ブレーカーは、30mAなので上のが先に飛ぶだろうと。
溶接機のプラグは、100V用のプラグなので変換プラグで接続します。
溶接機自体は、100/200自動切替。
電気工事は、これを携帯して行っております。
おっ!雨があがりました。
直ぐに溶接機の準備します。
鉄やスラグの火の粉が飛んだりするので基本的に外でやらねばなりません。
ガレージはないのでこんな所でやております。
他の人がアークを見ないようにというのもあって狭い裏庭なのです。
雨の後なので草取りには丁度いいのですが...
200Vに電源プラグを挿します。
部材を挟みます。
後から見るに、これは、溶接棒側のホルダでした(^^ゞ
久々だし、また雨が振りそうで焦っていたので間違っております。
溶接棒は、鉄用の2mm(板厚3~5mm用とあります)にします。
素人には、”低電圧用”が必須らしいです。
準備ができました。
ホルダとアースが逆だ!恥ずかしや~
前面パネルに表があるので、溶接電流の設定はこの辺り
溶接棒:2mm、板厚:1.6~4.0mmを見ると
ダイアルの50~70Aの範囲とあるので55A辺りに設定します。
多めにするとアークは出やすいですが溶け込みが早いのです。
ダイヤルを回すと電源が入りファンが回ります。
主電源も兼ねています。
溶接直前に部材をバーナーで熱して始めます。
溶接棒の動かし方を頭でイメージトレーニングして
まずは、電源入れずに棒を動かして練習します。
初心者にはこれが大事です。
何せ強烈な放電現象なのでつい急がないといけない感覚に陥るのです。
平常心でゆっくりやるのが私の短い経験でのコツです。
最初は、溶接棒の先を部材の適当な所で垂直にチョンチョンとやります。
最初はバチッと鳴ってくっついたりしますが、
数回やると溶接棒の先が熱くなってアークが楽に出るようになります。

できました!
拡大。
なんだかかなり上出来の予感!
ダマになっている所がなさそうです。
横から
裏から
こんなにきれいに出来たのは初なので調子に乗って何枚も。
水で冷やした後、これでスラグを取ります。
溶接がきれいにできているとスラグもポロッと取れるんですね~
初めての経験。
最後にクレンザーと歯ブラシで磨きます。
どっぷり溶接されています。
溶接は、アナログで職人芸を感じさせる所が好きです。
これは素人芸ですが、マーティーとしては、これは上出来です!
過去最高の出来です。
ビートも全部ではないですが綺麗に見えている所があります。
ダマになっている所がなくていいです。
裏側は、まあまあですが、固定は十分でしょう。
ナット部分に腕になるアンカーボルトをねじ込み
抜け防止のナットで固定します。
立てたところ。
それらしくなりました。
38.5mmかな、まあいいでしょう。
またシンクの下に潜り込んで合わせてみます。
いい感じに噛んでいますが、錆びついたナットが堅くて簡単には回りません。
仰向けに寝た状態で、シンクの下に頭を突っ込んで作業なので...
取り敢えず、KURE 556をスプレーしておきます。
どうもレンチの先を(赤丸部)をもう少し長くしないと
うまくナットに噛み込まなく滑るので緩みませんね~
この上のアングル板は、4.5mm厚なので曲げれるか自信なかったし
ちょっと材料費をケチりすぎたか...
う~~~ん、ここまできたら...作り直すしかないでしょう!
ということで、表題に(その1)を付けました。
To Be Continued・・・・