2017年7月8日土曜日

小型工作機CNC2418 その21(死んだプローブ端子)

前回、非金属プローブを改良して
喜び勇んでテストしようと思いきや
故障で動きませんでしたので、その調査です。

最初は久しぶりにGRBLcontrol(Candle)のHeightMap機能を
使うので設定を間違っているかと思いましたが
ゼロ調整機能もだめです。
プローブにしているリミットスイッチが死んだのかと
A5端子から外しましたが
やはり、Status表示に「Alarm」がでます。
どうやら
プローブ用のA5端子が死んでいるようです。
CNC2418の電源を落として
端子の抵抗値をテスターで調べます。
XYZリミットスイッチ用の端子は、2KΩ位ですが
A5端子は100Ω程度になっています。
ほぼショートモードで死んでらっしゃるのが確定です。

一応、設定が変わっていないか確認します。
ここから先は、ダメ押しの確認というか
むしろコマンドの勉強です。
GRBLcontrol(Candle)の右下のコマンドラインに
”$”を入力して
ボタンを押すと

コマンドのHELPがでてきます。
設定を確認するには
「view Grbl settings」のところ
"$$"を入力し「紙飛行機」ボタンを押します。
ENTERキーでもいいです。
設定状態のリストがでてきます。
ボタンは、Console表示欄のクリアです。


で、設定状態はというと
「$6=0 (probe pin invert, bool)」となっているので
プローブピンはInvertされていないです。
試しに
$6=1と設定して
ゼロ点調整の

ボタンを押すと

ゼロ点調整では、
「G38.2 Z-30 F100」のコマンドが出ていて
スピンドルが-30mmまで降りてきても
A5端子がオープンにならないので
Alarmが出て止まります。

「Alarm」は
 でRESETして
でUNLOCKして解除します。


プローブピン設定を
「$6=0」でもとに戻しておきます。

設定の仕方がわかったので
チップや基板を交換しても大丈夫でしょう。

で、チップの品番を調べます。
”MEGA328P”
”AU”
が見えます。
AtmelのAVRマイコンです。
PQFPTQFPの32pinなので
なんとか交換できるでしょう。
ここにデータシートがありました。
PINの等価回路があります。
保護ダイオードは入っています。

後ろのサフィックス"AU"が気になるので調べると
AU -40~85℃
AN -40~105℃
なので
Atmel MEGA329P-AUのこれをポチりました。
ついでに同じ型のGRBLコントロールボードもAliExpressでポチっておきます。
その内、GRBL v1.1にしようかと考えています。

CNC2418と同じセラー「DZT 's store」は、これですが
こちらの方がセール中で安かったので
これにしよっと!

この所、クリップ付きのリード線をA5端子に付けっぱなしにしていたので
たぶん静電気が原因かと思われます。
フレームがGNDから電気的に浮いているし。

サイクロン掃除機の中は
切削屑の竜巻状態なので
静電気がバリバリ出ていると思われます。
大型のサイクロン掃除機では
その静電気放電が粉塵に引火ってのもあるようです。

この続きはパーツが届いてからになります。
ボードが2枚になるのでGRBL v1.1 Gradeupが試せそうで
楽しみでもあります。
その前に安い所で購入したので、正常なものが来ることを祈りながら。

6 件のコメント:

昔青年 さんのコメント...

こんにちは マーティーさん
プローブの作り直しずいぶん手間をかけましたね。(笑)
当方は、ER11コレットを最大6mmまでエンドミルが使える、セット売りのコレットを買ってあったので、3mmのものを使っています。
1/8インチに統一するほうが使い勝手はいいですね。
GRBL1.1へのバージョンアップ情報楽しみにしています。

マーティーの工房日誌 さんのコメント...

実はエンドミルが折れた時からロウ付けしたいなあと思っておりました。
時々、半田付けやロウ付けがしたくなるのです。
コレットセットいいですね。私も揃えようかな。
4mmにすると長いエンドミルがありますね~。

daqingwakaeru さんのコメント...

まだ直っていないですか。。。

ブログに色々記録いただき、ありがとうございます。

自分もCNC作成中です。

機械部分は中華製部品です。

コントロール系: Arduino UNO +CNC シールド+DRV8825 (4つ)

チャレンジしてみませんか。

マーティーの工房日誌 さんのコメント...

見ていただきありがとうございます。
MEGA328Pと同じボードを先週注文したので
さすがにまだ届いておりません。
今頃気づいたのですが
CNC2418はArduino UNOに
スピンドルとレーザードライバがついているカスタムボードなのですね。
気づいたら何かを作るというより
CNCを使い易くする改造を中心にやっています。
バラでパーツを調達して組むのは面白そうですね。
次は、CO2レーザー加工機か3Dプリンタが欲しいですが
置き場所がなくて作業場が欲しいです。
DRV8825って強力そうで非弱そうなA4988に比べ安心パッケージですね。
しかも4軸ですか!
ひょっとしてステージを傾けることができる?
まだCNC小学生なので4軸の動きが想像できないマーティーであります。

daqingwakaeru さんのコメント...

スピンドル:リレー+Arduino UNOで実現できます。 
レーザードライバ ですが、私が1.6Wレーザー+ドライバ付け購入しましたが、時間がなくて、まだチャレンジしていないです。


2.0Aのステップモータですが、DRV8825も厳しいです、熱がひどいです。温度センサー+扇風機付ける予定です。

4軸ですが、実際はXYZしかないです。 Y軸は2つです。

A軸も欲しいですが、部品は高いです、中国現地調達しても8000円ぐらい。

DIYですから、共通部品使えば、何か予想以外こと発生してもすぐ交換できます。 

Arduino UNO 25+CNC シールド3.00 15+DVR8825 10 4つ
全部で80元---1400円ぐらい(送料別) 

必要あれば、材料代+送料で ご連絡ください。(手元に6セットありますから、現在1セットも壊れていない。)

ですが、GRBLcontrol、BCNC、ArduinoIDE、fusion360など勉強しないとうまく使えないかもしれない。(現在fusion360勉強中です。)

マーティーの工房日誌 さんのコメント...

ありがとうございます。
ステッピングモーターシールド A4988シールド3つあり
Arduino UNOさんは2つ注文しましたので大丈夫でございます。
Fusion360は実に奥深いです。特にCAM機能。
まだまだ学習しないといけませんが
もはやこれがないと生きて行けません。
ArduinoIDEはこれからです。
それにしてもY軸2つってのがまた想像できないですね~
daqingwakaeruにコメントいただいてから
ステージを傾けたくなってきました。
そうとうハードル高いですが