2018年1月22日月曜日

EAGLE(回路基板CAD)インストールと使い方学習

そろそろ、回路基板CADのEAGLEをインストールしないと始まりません。
何と言っても手書き全盛の世代でして、この一歩がなかなか踏み出せなくて。

AUTODESKサイトのここから[無償版をダウンロード]へ進み
WINDOWS版をダウンロード]へ進み
Autodesk_EAGLE_8.5.2_English_Win_64bit.exe」をダウンロードします。
日本語版かと思ったら英語版ですね。
しかもFusion360と同様、64bit版しかないようです。
無償版は、
・回路図シート 2 点、信号レイヤ 2 点、80 cm2 の基板領域
の制限があります。
マーティーの製作物には十分です。
また
「無償ダウンロード版は個人学習ライセンスで、私的使用目的かつ非営利目的での
 個人による使用が許可されます。」
とあります。

インストールや使用手順は、ここを参考にさせていただきました。
2017年5月と新しく、準備・回路図・パターン図・基板製作・ライブラリ編
と別れていて大変わかりやすいです。m(_ _)m

インストールは、すぐに終わるはずだったのですが
ダウンロードした「Autodesk_EAGLE_8.5.2_English_Win_64bit.exe」を実行すると
いきなり、このエラー(´-﹏-`;)
ここに解決策がありました
何と!AntivirusのAvastが悪さをしておりました。
アバストシールドを10分間無効にします。
再度「Autodesk_EAGLE_8.5.2_English_Win_64bit.exe」を実行します。
インストール先は、Cドライブのルートが標準になっています。
[Next]して
[Install]開始
「Visual C++ 2015」で結構時間がかかります。
無事インストールが終わりました。
無事 EAGLEさんが立ち上がったので
アバストシールドをもとに戻して有効にします。
ということは、10分以内に終わったということですね。
起動すると
サインインの画面が出ます。
AUTODESKの製品なのでFusion360と同じアカウントでサインインできます。
またこんなメッセージが! ドキッとさせられます。
フォルダを作るだけでした。
起動画面です。
これは、「Control Panel」です。
最初に回路図エディターの「Schematic Editor」を出します。
[File]-[New]-[Schematic]すると
 回路図を作成するSchematic Editorがでてきます。
ここで赤枠のアイコン(Generate/switch to board)を押して
ここは、「はい」すると
パターンを作成するBoard Editorがでてきます。
左にSchematic Editor、右にBoard Editorを並べると作業がしやすいそうです。
最初にSchematic Editorのこのアイコンを押すと
これはすごい!
莫大な量のパーツリストがでてきます。
面白いというか
「resistor」の中に「CAPACITOR」や「INDUCTOR」があったりもします。
普通のアキシャルの抵抗器をやっと見つけましたが
こんなに沢山あります。抵抗だけでこのずっと下まで3倍位あります。
回路図作る時は、部品を探す時間の方がかかりそう!
Diodeを見ていると
お~~「RGP10」があります。懐かし~~これは、よく使っていました。
懐かしんでいる場合じゃありません(^^ゞ
よく使う部品をどこかに集めることはできないんでしょうかね?
で、Fusion360に似たところもあり意外と直感で操作できます。
簡単な回路は、この6個でこと足りるようです。
:Add:パーツを追加

:Group:領域選択かな

:Move:移動

:Routate:回転(クリックする毎に回転)

:Delete:削除

:Net:結線

Schematic Editorで回路図と
Board Editorで部品配置図ができました。
それぞれ一旦[SAVE]しておきます。
Schematicで名前をつけるとBoard側で同じ名前になるようです。

参考サイトを見ながら続けていきます。
基板が大き過ぎるので調整します。
このアイコンを使うらしい
Grid設定がでてくるので
[Size]と[Alt]を下のように設定します。
Size]:マウスだけでの基板サイズの変化量:1mm
Alt]: Alt+マウスでの基板サイズの変化量:0.1mm
にします。
デフォルトは、Free版Maxサイズの100 x 80 mmのようです。
これは、原点(左下)からの寸法が表示されているので
まずパーツ全体を左下に移動させて
上枠と右枠を縮めていかないと寸法調整がうまくできません。
35 x 20 mmに調整しました。
次は、自動配線のパターン幅や間隔などの設定です。
[Edit]-[Net classes]します(メニューのかなり下です)
ここは、
・Width : パターン幅
・Drill : ドリル径
・Clearance : パターン間距離
単位は「mil」のみです。
1mil = 1/1000inch = 0.0254mm です。
まずは、
Width]:50mil(1.27mm)
Drill]:0mil
Clearance]:20mil(0.5mm)にしてみます。下の方は全て空欄です。
パターンに名前を付けて夫々設定できるんですね~
自動配線の開始です。
マーティーのPCは、アスペクト比が横長いので
右メニューの下の方のこのアイコンを押すと
右にメニューが増え、このアイコン(Autorouter)が自動配線です。
自動配線の設定ボックスがでてきます。
今回は、片面の裏面だけなので
Top]:「N/A
Bottom]:[Auto]にします。
[Maximum number of running threads]:CPUのMaxコアサイズ
Effort]:[Low]
「Low」「Medium」「High」が選択できます。
説明文がありますが、よくわかりません。
回路が複雑になるほど「High」の方にするようですが
その分、自動配線に時間がかかるそうです。
で、[Continue]ボタンを押すと
これは、何かわかりませんが、[Start]で自動配線開始です。
お~~っ!できました!5種類できていて、全て100%になっています。
2番目の
3番目の
4番目の
5番目の。
微妙に違います。これにすることにして、[End job]ボタンで進むと
パターンに番号が振られます。
実は、最初、[Width]:100mil(2.54mm)にしてたら
一つしか配線されず、25%と50%でガックリしていました。
箔間距離が足らない所は、ランドが自動的に楕円になってくれるかと思ってました。
次はベタの設定です。
耐ノイズ的にもですが、CNC2418で削るので銅箔はできるだけ残しておきたいのです。
この[Polygon]アイコンを使います。
上部のメニューバーが1行増えます。
ここを[16 Bottom]にします
寸法を設定します。ドロップダウンメニューから大きめに選択しました。
Radius] : 角の半径:0
Width] : ベタの幅の細かさ?:0.6096mm (変化がよくわかりません)
Isolate]: パターン間距離:0.6096mm
Spacing] : ハッチ間隔(ハッチ指定の時に有効):0.6096mm
Rank] : ベタを重ねるときの優先順位(通常は1):1
マウスで基板の外周をなぞる感じです。
基板の角でクリックして開始点を決め、次の角でクリックして一周します。
一周して繋がりました。
[Ratsnest]アイコンをクリック
一瞬でベタができました。
時々[SAVE]した方がいいです。
何とか簡単な回路ならできるようになりました。
さて次は、Fusion360にバトンタッチしてパターン切削する方法を探していきます。
ちょっと探した所では、すんなり行かないようなのです。

2 件のコメント:

昔青年 さんのコメント...

いよいよイーグルに着手ですね。
Autodesk傘下になり、64Bitオンリーになってしまったのですか。
当方のは、旧の7.70です。
Gcode変換は、PCB-Gode3.6.2です。(フリーソフトulp)
部品は、日本で定番のTRなどはありませんね。
自分用に、よく使う部品をフォルダーを作ってコピペないし作成します。結構自作のパーツが公開されています。

マーティーの工房日誌 さんのコメント...

昔青年さん、随分先に進まれているんですね~
色々情報ありがとうございます。
Eagleから直でGcode!その手もあったんですね!
目下、SVGのulpで格闘中です。どうしてもFusion360に渡したくて。
フォルダーへのコピペができて安心しました。
自分用のパーツも作っていきたいですね。